オミクロン警戒の年末年始へ 人流に変化は?旅行客は二極化も
今週末のクリスマスから年末年始にかけて、人流の増加が見込まれるのを前に、市が作成した感染予防のパンフレットを市長自ら手渡しました。
静岡市 田辺信宏市長:
「随分気をつけながら楽しんでいくという気持ちがこのコロナの期間、市民の皆さんに宿ってきているのではないかなと。ワクチンを打ったから大丈夫ということではなくて、オミクロンもあります。気を付けて行動してほしい」
JR東海が発表した年末年始期間の新幹線の指定席予約状況によると、12月28日から1月5日までの予約状況は今月13日時点で、前の年の2倍に増えているといいます。
アナウンサー:
「県内の感染状況は落ち着きを見せています。しかし、オミクロン株への警戒心から年末年始の行動に慎重になる方もいるようです」
静岡市民(20代):
「(Q年末年始はどのように過ごす?)一応、自宅で過ごそうかなと」
「(Qどこかに行く予定は?)オミクロンがあるので、やっぱり自宅でいようかなと思う」
静岡市民(20代):
「帰省する予定です。(Q実家はどちらですか?)愛媛です。怖いなと思っているので、いろいろ気を付けながら帰ろうかなと思っている」
「(Qオミクロン株で帰省をやめるか迷いはあった?)一応ぎりぎりまでチケットを買わずに迷おうかなと考えている。帰省した時に友達と会いたいなというのがあったが、急に変異株が出てきたので、少し人数を減らすとか、回数を減らした方がいいかなと考えている」
富士市民(40代):
「旅行はハワイとか行きたかったんですけど、今この状態なのでちょっと諦めて、地元でキャンプしようかなと思って」
「(Q現在オミクロン株が国内に流入しているが、そこに関する不安はあるか?)うーん、正直僕はあまりないかなというところですかね」
年末年始は帰省とともに、旅行需要も高まる時期です。静岡市の旅行代理店に聞いてみると、利用者の判断は二極化しているようです
サンコートラベル 宮川憲代表:
「来年になると、GoToトラベルが始まるのではないかということで、もう少し待とうかなというお客様と、あとオミクロン株が広がってしまう前に行ってしまおうというお客様がいらっしゃいますね」
今のところ、年末年始の予約にキャンセルは出ていないといいます。
一方で、来年春の行楽シーズンに計画するバスツアーの告知も始めたいところですが、オミクロン株による感染拡大が懸念材料です。
サンコートラベル 宮川憲代表:
「オミクロン株がやはり広がってきてしまうと、せっかく企画しても全部キャンセルになってしまうという可能性も無きにしもですので。コロナの陰性証明であるとか、ワクチン接種の証明などを使っていただいて、気をつけながらツアーに参加していただくっていう方法もありますので、その辺を今考えているところです」