行政代執行で県が盛り土の撤去を開始 かかる費用は14億円以上… 静岡・熱海市

2021年7月の静岡県熱海市の土石流災害をめぐり県は午前、前の土地所有者に代わって崩落の起点に残っている不安定な盛り土の撤去を始めました。

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行政代執行で県が盛り土の撤去を開始 かかる費用は14億円以上… 静岡・熱海市

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 午前10時半、静岡県の難波喬司理事が代執行を宣言し土石流の起点に残っている盛り土の撤去が開始されました。盛り土をめぐっては県が8月、前の土地所有者の天野二三男氏に土砂の撤去を求める措置命令を出しましたが、天野氏が期限とされていた9月6日までに工事を始めなかったため代執行を決めていました。
 撤去の対象は土砂およそ2万立方メートルで、2023年の梅雨前までに完了させる方針です。撤去にかかる費用は14億円以上とみられ天野氏に請求する予定です。天野氏は「崩れた土砂が当社が入れた土砂という論拠が明確でない」などと主張しています。