病院事業や下水道事業の会計で不適切な予算の流用が監査委員の審査で明らかに 静岡市

静岡市は複数の不適切な予算の流用が発覚したと発表しました。議会の議決が必要にもかかわらず、行われていなかったということです。

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 市によりますと、昨年度の病院事業や下水道事業の会計で不適切な予算の流用が9件あったことが市の監査委員の審査で明らかになりました。

 保険料の予算を職員の給与の予算に流用する際などには、本来議会の議決が必要ですが、議決を経ずに流用されていたということです。

 その後、確認できる公文書で点検を実施したところ、ほかにも一般会計で25件、病院事業会計で1件の不適切な流用が判明しました。

 市は関わった職員の認識が不足していたことなどを理由に挙げていて、職員への注意喚起やシステム改修などの再発防止策を実施するとしています。