台風14号は19日~20日に静岡県に最接近か…「警報級」大雨の恐れも 先月被害受けた松崎町では伊勢エビ漁見合わせ
大型で猛烈な台風14号はあさって19日から20日ごろにかけて静岡県内に最も近づく見込みです。警報級の大雨となる恐れもあり、気象台は不要不急の外出は控えるよう注意を呼び掛けています。
大型で猛烈な台風14号は、本州の南の海上を1時間に20キロのスピードで北西に進んでいます。その後、進路を東寄りに変え、県内にはあさって19日から20日ごろにかけて最も近づく見込みです。台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込む影響で、県内は大気の状態が不安定になり、きょう午後から雨が降る予想で、20日頃にかけて大雨となる恐れがあります。
あす18日正午までの24時間で予想される雨の量は、県全域で300~400ミリで、台風の進路や発達によっては警報級の大雨となる可能性があります。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒が必要で、気象台は不要不急の外出を控えるよう呼び掛けています。
先月の台風で大きな被害があった松崎町では
先月の台風8号で大きな被害を受けた松崎町では、住民が台風接近への備えを進めていました。
雲見地区を流れる太田川は、先月の台風で氾濫しましたが、川底にたまっていた土砂はほとんど撤去されています。地区の住民によりますと、倒壊した建物の周辺はがれきなどが流出しないよう大型の土のうが置かれていましたが、その数を増やしたということです。
きのう16日に伊勢エビ漁が解禁となった雲見漁港でしたが、きょうの漁を取りやめ、全ての漁船を松崎港などに避難させたということです。
松崎町民:「台風の雨が心配。あしたの天気予報みて備えをします」