移住希望地3年連続1位…他県から見た静岡の魅力 「暖かい」「海と山がある」 三島市に移住した大橋さんは「4世代同居」
18日、都内で開かれていたのは、静岡県主催の「静岡まるごと移住・就職フェア」。今回で7回目の開催です。
静岡県の魅力は…
静岡県企画政策課 松田友紀課長:「昨年から、対面での開催をようやく再開したところなんですけれども、今年は、5類にコロナが移行したことも踏まえて、直接に顔と顔を合わせて、よく話をしていただける機会と思ってますので、期待しております」
移住希望地ランキングで、3年連続1位の静岡県。移住を考えている他県の人たちにとって、静岡の魅力とは…?
Q.静岡県のどんな点が魅力?
A.「何度か静岡に行ってるんですけど、ご飯がおいしい。暖かいですね」
Q.移住先として静岡県を検討している理由
A.「元々、よく旅行で熱海の方に遊びに行ってて、すごくいい街だなっていうのがあって」
Q.静岡県のどんな点が魅力?
A.「海と山が一緒にあるのが、静岡の魅力だと思う」
Q.静岡県のどんな点が魅力?
A.「空気がキレイだし、お茶がおいしいし」
Q.移住先として静岡県を検討している理由
A.「田舎に住みたいんですけど、寒いのは嫌なので、暖かいところはどこかって言ったら、静岡」
沼津市と三島市では移住希望者のバスツアーも
8月、静岡への移住を検討する人たちを対象に、沼津市と三島市で行われたバスツアー。2つの市による、この取り組みは今回が初めて。9組15人が参加しました。
沼津市職員:「沼津市ですね、意外とああいった大きな企業の支店とかありますので、あんまり田舎じゃなかったよね、みたいな。そんなことを言われる方、多いです」
このツアー、観光名所だけでなく、地域の暮らしに根ざした場所もまわります。
三島市職員:「6月とかの季節にはホタルが飛んだりしまして、イベントをやっていたりという事があります」
ツアー参加者の皆さんが移住を検討する理由とは…?
Q.きょうはどちらから?
A.「練馬から来ました。」
Q.なぜ移住を検討?
A.「元々伊東出身で、今、東京に出てきたんですけど、子ども生んだ時に、自然があるところで、のびのび育てたいなと思って」
Q.きょうはどちらから?
A.「東京の築地です」
Q.なぜ移住を検討?
夫:「(妻は)一戸建てに将来的に住みたいっていうのがあるらしくて、住むエリアを東京の周りで検討している中の1つの候補として、三島を見たいと」
妻:「より緑が多くて、空も広く感じられる、(三島の)街並みっていうのは、すごい好きですね。住むなら、こっちの方が好きなんですけど」
ツアーのポイントの1つは、先輩移住者との座談会です。
参加者:「(移住先として他に)調べていたエリアっていうのは、あったりしますか? 例えば横浜の方とか、埼玉の方とか…」
移住者:「藤沢とか、鎌倉とか、逗子とか、海側を何カ所か見て、最終的に、小田原か沼津でした」
参加者:「決め手とか、教えていただければ…」
移住者:「(西に行くに連れて)家賃がどんどん下がっていくんですよ」
9年前に移住した大橋さんは
この座談会に先輩移住者の1人として参加したのが、9年前、横浜から三島に移住した、大橋さんです。
大橋衛さん:「三島って、“ちょうどいい”田舎だと思うんですよ。三島をベンチマークみたいな形で、探しの基準にしてもらって、(移住先を)決めてもらうのがいいのではないか」
大橋さん、三島でいったいどんな暮らしを送っているのでしょうか?
大橋さん「父と、次女ですね。長女です。母と妻です。で、こちらが祖母」
祖母「こんにちは、いらっしゃいませ。」
大橋さんは、両親、祖母、妻、娘2人との7人暮らし。なんと、1つ屋根の下で4世代が暮らしています。大橋さんのお宅では、孫とおじいちゃん、おばあちゃんがふれあうのが、日常の光景です。
お昼どき。4世代そろって、食卓を囲みます。
父「日曜日は家族みんな集まるので、大体一緒に食べてますね」
妻「あとはあれだ。昼間は家にいる人は一緒に食べる」
長女「土日の昼じゃない?」
大橋さん「だいたい土日の昼だね」
祖母「私はどっちかというと、にぎやかな方が好きなので、おかげさまで幸せです」
沼津出身の大橋さん。大学進学をきっかけに上京し、結婚後は横浜で暮らしていましたが、両親から同居したいと相談されたことをきっかけに、移住を考え始めたといいます。
母「今後、年取ってから、みんなと一緒にいる方がいいな、っていう思いはありましたね」
大橋さんが移住先を三島市に決めた理由は…
最終的に三島への移住を決めた理由。それは…。
「三島は新幹線の終着駅。帰りが遅くなっても、苦労なく帰ってこれるな
っていうのが、一番大きな理由」
IT関係の仕事をしている大橋さん。リモートワークが中心で、東京の勤め先に行くのは週に1~2回程度です。とはいえ、移住を考え始めた10年以上前は、まだリモートワークという文化はほとんど広がっていませんでした。
大橋さんにとって、三島駅が新幹線の終電の終着駅だった事が三島に決めた最大のポイントだったのです。さらに、大橋さんが三島の魅力として挙げてくれたのが、移住者を歓迎してくれる、コミュニティの存在。
大橋衛さん:「外から(三島に)入ってきた人たちに対して、ウエルカムというより、面白がってくれる人たちがすごく多い。その面白がってくれる人たちが、それぞれで小さいコミュニティを作ってるんですけど、そのコミュニティ同士も横につながっているので。次から次へと新しい発見があって、新しい出会いもあって」
移住先としての静岡県の魅力は
コロナ禍、三島で活動するコミュニティーに参加したことがきっかけで、大橋さんは現在、ワーケーションと呼ばれる、休暇を楽しみながら働くスタイルを三島で体験しよう、というコミュニティを主宰しています。
この日、大橋さんは奥さまと娘さん2人と一緒に、近所の公園へ。
Q.移住先としての静岡県の良い点
大橋衛さん:「行こうと思えばいつでも都内に行けるっていう距離感みたいなものは、めちゃめちゃ住みやすいところにあるなっていうことが1つと、冬はそんなに寒くない、夏もそれほど暑くない、気候的にもちょうどいいというか。都内にいて、少しでも疲弊してしまっているとか、なんか違うんじゃないかと思ったら、別の場所に移動して、見地とか、自分の領域を広げてみるっていうのは、やってみてもいいんじゃないかなって僕は思います」