【新型コロナ】静岡県429人感染…過去最多の7人死亡 沼津市の保育園と県中部の漁船でクラスター
新規感染者は429人で、先週木曜日と比べ100人以上減り、4日連続で前の週の同じ曜日を下回っています。一方、死者は過去最多の7人となりました。
自治体別では静岡市が91人、浜松市が43人、焼津市が34人、藤枝市が31人、富士市が30人、富士宮市が27人などとなっています。
静岡市 3日ぶりに100人下回る
静岡市は3日ぶりに100人を下回ったものの、依然として高い水準で推移しています。市内では入院中だった高齢の男女2人の死亡が確認されました。ワクチンの接種状況や基礎疾患の有無などは遺族の意向で明らかにされていません。
また、市立こども園に勤務する職員1人の感染が判明しています。この職員は普段は子どもや保護者と接しているものの、発症日から2日前までは勤務しておらず、業務上での濃厚接触者はいないということで、市は、こども園は休園せずに継続するとしています。
浜松市 先週から半減 「家庭内での感染は増加」
浜松市の感染者は43人と、先週の木曜日と比べ半分以上減少しています(先週木曜日の市発表は94人)。市によりますと、このうち1人はクラスターが発生した「特別養護老人ホーム百々山」の高齢者の女性入居者で、軽症だということです。また、新たに1人の新型コロナ患者の死亡を発表しました。
市は緊急事態宣言により、県外への人流が抑えられていて感染者が減少している一方、引き続き家庭内での感染が増えているとして注意を呼び掛けています。
死者7人は過去最多
さらに静岡県はいずれも入院中だった4人の死亡を発表しました。県内で2日、発表された死者はあわせて7人で、1日の発表としては過去最多です。累計の死者はこれで181人に上っています。
新たなクラスターは2件あり、沼津市の保育園で園児と職員あわせて5人、中部保健所管内の漁船で乗組員10人が陽性となっています。
病床使用率は西部で65・0%、中部で67・4%、東部で70・2%、県全体では67・3%で、重症者用は51・7%となっています。