台風15号の被害を受けた徳川家康ゆかりの清見寺で復旧工事始まる 静岡市清水区
9月の台風15号で、国の名勝に指定されている庭園に土砂が流れ込む被害を受けた静岡市清水区の清見寺で復旧作業が始まりました。
静岡市清水区の清見寺で庭園にたまった土砂を、作業員がスコップを使って土のうに入れていきます。
清見寺はおよそ1300年前に創建された徳川家康ゆかりの寺として知られ、9月台風15号の影響で裏山から大量の土砂や木が流れ込みました。
国が名勝として指定する庭園も泥で埋まり、市の指定文化財の建物も被害を受けました。
文化庁による調査や国の補助事業の申請に時間がかかり、21日ようやく復旧作業が始まりました。
ただ、庭園に重機が入らないので、手作業が中心だということです。
一條文昭住職:
「家康公が度々訪れた庭なので、なるべく元の姿に復旧していただいて、訪れた方にも元通りのお庭を見ていただければ」
作業は来年3月の完了を予定しています。