夢と不安と責任をもって6200人が20歳に「二十歳の記念式典」 静岡市
華やかな振袖や真新しいスーツに身を包んだ若者たち。
3日静岡市で、従来の成人式にあたる「二十歳の記念式典」が開かれました。
池戸愛華さん:
「幼い頃からの夢を叶えるために今自分には何が必要なのか。何ができるのかを考え、 後悔のない選択ができるように精一杯今を頑張ります」
岡本由希乃さん:
「未来への期待に胸を膨らませ」
村松雛乃さん:
「周囲への感謝と責任ある大人としての使命を忘れず」
池戸愛華さん:
「一歩ずつ着実に歩んでいくことを」
3人でそろって:
「ここに誓います」
去年4月に成人年齢が20歳から18歳に引き下げられたことを受け、名称を変更して初めての開催です。
参加した2600人余りの若者に向けて、田辺市長がメッセージを送りました。
静岡市 田辺信宏市長:
「人生の充実度は出会いの数に比例する20代の出会い。この10年間の出会いこそが人生に決定的な影響を与えます。ぜひ自ら声を掛けて出会ってほしい」
今年度、静岡市では6216人が20歳を迎えます。
大学生 女性:
「天気もよくて心晴れ晴れです、ありがとうございます」
大学生 女性:
「すごくうれしい気持ちと少しプレッシャーもある。大人になるにつれて、いろんな責任が入ってくると思うので、そこの緊張はあります」
大学生 女性:
「成人式を挙げたからには大人の自覚を持ちたいなと。(将来の夢は)静岡県に恩返しができるようにいい医者になろうと思います。地域医療で静岡県に貢献できたらいいなと思って選びました」
専門学生 男性:
「(将来の夢は)プログラム系のエンジニアになろうと思っている。今専門学校で学んでいる」
大学生 女性:
「金髪で挑みたかったので映えるようにセットアップしました。(将来の夢は)バイオテクノロジーなど理系全般を習っている。化粧品を研究して、世の中の女の子の味方になりたい」
静岡商業出身、プロ野球・横浜DeNAの高田琢登投手の姿も。
横浜DeNAベイスターズ 高田琢登投手:
「新成人になったのでまずは一軍で1勝をあげられるように頑張りたい。将来の夢は一流の選手になること」
今年度20歳になるのは、2002年4月2日から2003年4月1日生まれ。
そのときあった出来事といえば、当時の小泉総理が北朝鮮を訪問し、翌月に拉致被害者家族の帰国が実現しました。
先月まで開催されたカタール大会が記憶に新しいサッカーワールドカップは、初の自国開催となる日韓大会で、日本代表が初のベスト16入り。
多摩川(たまがわ)に現れたアゴヒゲアザラシの「タマちゃん」が人気を集めたかと思えば、雪印食品に端を発した牛肉偽装事件が社会を揺るがしました。
世界情勢をみれば、アメリカを中心とした多国籍軍が侵攻し、イラク戦争が勃発。
当時のブッシュ大統領は、「悪の枢軸」とイラクを名指しで批判しました。
そんな時代に生まれた若者たちが今、関心を持っているニュースは―
大学生 女性:
「ガスの料金とか電気代が結構高くなっているので、いろいろ情勢も情勢なので大変だろうなという感じで節約を心がけたい」
専門学生 男性:
「静岡は結構子どもに対する不祥事が多いじゃないですか。保育園での虐待とか、将来自分の子どもがそういうところに行っちゃったらと思うとどうしても気になっちゃいますね」
大学生 女性:
「最近の気になるニュースは(GENERATIONSの)片寄君と土屋太鳳さんの結婚です、それが一番です」
大学生 男性:
「どんどん税金が増えていくというので、先が不安です。自動販売機とか小さいころは120円で買えたのが150円にあがっていたりするのでそういうこところで感じます」