クレーン車が電柱の重みに耐えきれず前輪浮き…電柱が操縦席直撃 死亡した57歳従業員と会社を書類送検 富士労働基準監督署

 1月、静岡県富士宮市で電柱の撤去作業中に男性が死亡する事故があり、富士労働基準監督署は工事の下請け会社と死亡した男性を労働安全衛生法違反容疑で書類送検しました。

画像: クレーン車が電柱の重みに耐えきれず前輪浮き…電柱が操縦席直撃 死亡した57歳従業員と会社を書類送検 富士労働基準監督署

 1月、富士宮市で電柱を撤去するため、移動式クレーンを操縦していた男性(57)に、吊り下げた電柱が直撃し死亡しました。富士労基署によりますと、電柱の重さに耐えきれずクレーンが傾いたといい、クレーンの転倒を防ぐなど作業方法が適切に定められていなかったことが事故の原因と判断。工事の下請け会社で、静岡市清水区にある電気通信工事業と作業方法を定める責任者だった死亡した従業員の男性を労働安全衛生法違反の疑いで9日、静岡地検富士支部に書類を送りました。