「円安」で冷凍食品の一部商品が今年2回目の値上げ 原料のほとんどが外国から…円安で高騰 静岡
家計に重くのしかかる値上げ。10月になっても、その波は止まりません。「原材料価格の高騰」や「原油高」に加えて、「円安」の影響も重なり、6500品目以上の食品が値上げとなりました。静岡市清水区のこちらのスーパーでも、多くの商品で値上げを実施したといいます。中でも、今年に入って一部商品で2回目の値上げを余儀なくされたのが「冷凍食品」です。
ヒバリヤ高部店 大柳徹副店長:「商品によってはなんですけど、昨年の同時期と比べまして、10%から20%値段の方が上がっておりますね。昨今の円安基調ということがございまして、冷凍食品コーナーのほとんどの原料は輸入で、国内で製造されているものがほとんどですので、原料の高騰ということがございまして、それで値段のほうを上げさせていただいておりますね」
買い物客からは、こんな声が…。
静岡市民 70代:「全体的に上がっているでしょう、だからあんまり高いものは買わないようにしようと思うんだけど、栄養のこと考えるとそうも言ってられない」
静岡市民 40代:「子どものお弁当に使うので、(冷凍食品を)利用している。毎日(冷凍食品を)使う。使う頻度が多いと大きいなと思っている」
17日のニューヨーク外国為替市場では、円相場が一時、1ドル=149円台まで下落しました。このまま円安が続けば更なる価格高騰も懸念されます。
ヒバリヤ高部店 大柳徹副店長:「私の私見ではございますが、今後も冷凍食品の原料はほとんどが輸入となっておりますので、値上げの基調が変わらない限り、今後も上がり続けるのではないかと思われます」
仕入れ価格が上がってはいるものの、店ではなんとか商品を手に取ってもらうため、現在は利益を減らして、一部商品を除きほぼすべての冷凍食品を4割引で販売をしているといいます。