大阪などで昼カラ自粛の動き 静岡県内の店でも不安の声「生活かかっている」
カラオケ喫茶オーナー:「言われても仕方ないかもしれないけど、こっちに(まん延防止措置が)回ってこなければいいね。生活かかってますから」
消毒液やアクリル板の設置に加えて、マイクカバーの交換や定期的な消毒といった感染対策を行っている、静岡県内の「カラオケ喫茶」。
いわゆる昼カラでクラスターが多発していることを受けて、政府は「まん延防止措置」を適用した自治体では、利用の自粛を求めています。
こちらの店では、コロナ禍で利用客が大幅に減少。営業してもお客がまったく来ない日が続き、1カ月ほど自主休業したこともあるといいます。この1年間の売り上げは、例年の半分以下にまで落ち込みました。
カラオケ喫茶オーナー:「経営上のこともあるし、それよりも皆さんに会えなくなるのが寂しい。やっぱり、こもってしまうとね、どうしても精神的にも、そういう心配もあるんですよ。身内みたいな気持ちでいますから」
常連客のコミュニティーにも
今後もし、静岡県にまん延防止措置が適用されれば、こちらの店にもカラオケの利用自粛が求められることになります。店の客はほとんどが地元の常連。この場所が地域のコミュニティーになっている一面もあるといいます。
常連客:「発散したいというか、ここへ来るとみんな明るいからね」
Q.昼カラを自粛しようっていう動きがありますけれども
常連客:「心配ですね。来られなくなっちゃうとね、やっぱり声出す所がないからね…家の中じゃ下手だから声出せない」
こちらの常連客は一時期、店に通うのを控えていたそうですが、最近は頻度を減らして、足を運んでいるそうです。
常連客:「大変ですよね、かわいそうになってまう。こういうお店の方は大変でしょうと思いますよ。これから4波が来るというからねぇ。自分で対策するしかない。だから政府がどうこうじゃないんだよね。自分の身は自分で守るしかないのよね」
カラオケ喫茶オーナー:「きょうはみなさん大勢来て、それもありがたいんだけど、心配な面もあるし。来てくださいって無理に言えないんですよ。昔みたいに、お電話しても、もしなんかあったら申し訳ないから。ご本人が良くても家族がいますでしょ。そういうことを色々考えるとね。何とかいい方向に行ってほしいですね」