【新型コロナ / 8月5日】静岡県6534人感染　県全体の病床使用率は84.4％とさらに上昇　県の医師会と病院協会が共同で声明を発表

県医師会・紀平幸一会長：
「お盆の人流増加に伴い、一層の感染拡大が懸念されます。しかし、これ以上急激な感染拡大は医療崩壊を招きかねません。県民の皆様には改めて感染予防策の徹底、感染拡大の防止に協力をお願いするところであります」

　共同で会見したのは県医師会と県病院協会の会長です。両会長によると、感染者の増加に加え、医療従事者が感染したり濃厚接触者となったりして一定期間働くことができない例も増え、医療体制は危険水域に入っているということです。

県病院協会・毛利博会長：
「（病床使用率）80というと20余っているじゃないかと言いますけども、実際80％というのはほぼ満床の状態と思っていただいていいと思います。ベットはあるんだけれども働く、それを担う人が少なくなりつつある、これをどうするかというのは、今病院のほうに突きつけられている大きな課題であります」　

　県民に対する具体的な要望については、「飛沫感染を防ぐためにマスクを適切に着用すること」「ワクチン未接種の人は速やかに接種すること」などを求めました。

　一方、5日に発表された新規感染者は浜松市で1295人、静岡市で1199人、富士市841人などであわせて6534人でした。先週よりも1012人増えました。

　死者は6人発表され県内の累計は474人となりました。

　新たなクラスターは静岡市葵区の病院で22人など、合わせて8件認定されました。

　正午現在の病床使用率は西部85．9パーセント、中部89．5パーセント、東部74．4パーセント、県全体で84．4パーセントとひっ迫しています。

　直近1週間の感染者数はその前の週の1．17倍です。