【台風15号】静岡市清水区の大規模断水続く 川勝知事は自衛隊に災害派遣要請

台風15号による大雨の影響で大規模な断水が続いている静岡市清水区では断水の範囲が6万軒以上に広がるなど市民生活が大きな打撃を受けています。

各務実来記者:
「静岡市清水区の小学校では、給水活動が行われています。住民が集まり、20リットル用のタンクに水を入れ、運んでいます」

 取水施設が被害を受け25日までに5万5000軒で断水となっていた静岡市清水区では断水の範囲が広がっています。

 市によりますと、26日午前10時の段階で6万3000軒までに影響が広がり、26日朝も小学校などに設けられた給水所には多くの市民が列を作りました。

50代男性:
「やっぱりトイレが一番困りますね、水がとりあえず流れないので、全然流れないのでそれが一番困ります」

 また市は26日、清水区などの小中学校計42校を休校としたため給水所には小学生の姿も。

小学生:
「(Qお水使えないくてどんなふうに過ごしてる?)温泉行っている」

 市は今後、重機などを使い取水口に流れ込んだ木やがれきを取り除く作業を行う予定で、早ければ30日ごろの復旧を目指していますが、いまだ水が引いておらずいつ作業に取り掛かれるか不透明だとしています。

 こうした中、市は午前田辺信宏市長を本部長とする災害対策本部会議を開き対応を協議しました。

 また、川勝知事は自衛隊に災害派遣要請をしたことを明らかにしました。

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