浜松市長「凧揚げの伝統を継承」 3日間で200万人の人出…浜松まつり3年ぶりに観客入れて実施
静岡県内最大級の祭りににぎわいが戻ってきます。今年の浜松まつりについて、組織委員会は初子の誕生を祝う凧揚げを3年ぶりに観客を入れて行うことを決めました。
毎年、5月のゴールデンウィークに開催される浜松まつりは、3日間でおよそ200万人の人出がある県内最大級のお祭りです。しかし、ここ数年は新型コロナの影響でおととしは中止、去年は無観客で凧揚げのみの実施となっていました。
25日午前、開かれた組織委員会で、開催方法などが協議され、今年は3万人を上限に観客を入れて凧揚げを実施することが決まりました。感染対策として、去年と同様、糸切り合戦は禁止とします。
浜松まつり組織委員会委員長 鈴木康友浜松市長:「浜松まつりの肝である凧揚げとお囃子の伝統を継承していくと。感染対策をして距離も保って基本的に屋外ですので、そうしたことを徹底すれば安全に凧揚げを見てもらえると思いますので、今回そういう判断をした」
また、去年は禁止されたラッパや笛などの鳴り物も解禁され、各町内会での屋台の引き回しは自治体ごとの判断に委ねられました。一方で、夜の催しは人数制限が難しいことなどから、市内中心部での御殿屋台の引き回しや練りは、去年に引き続き中止とします。
浜松まつり組織委員会 廣野篤男代表委員長:「来年気持ちよくやりたい、いい祭りをしたいと考えると、今年は我慢のときかなと」
まつりは5月3日から5日の予定で、組織委員会は今後の感染状況によっては開催するかどうかも含め、再度検討する可能性があるとしています。