税金滞納者の延滞金を自腹で払う 職員を減給処分…公文書の改ざんにあたる 静岡・沼津市
税金滞納者の延滞金などを自分で支払っていたとして、静岡県沼津市の職員が懲戒処分を受けました。
減給の処分を受けたのは沼津市財務部の20代の職員です。市によりますと、この職員は去年、税金の滞納者リストから滞納している金額が少ない人を選び、納付書の氏名や住所を自分に書き換えて納付していたということです。職員は、あわせて27件で同様の処理を行い、1万500円を自分で支払っていました。
市は職員の行為が個人情報保護条例違反と公文書の改ざんにあたるとして、懲戒処分としました。聴き取りに対し、職員は事実を認めていて、「滞納者を減らしたかった」などと説明しているということです。