【新型コロナ】静岡県4人目の変異種感染者を確認 県「浸透度が分かる。国の調査に全面協力したい」
イギリスで流行する新型コロナウイルスの変異種に、新たに静岡県内の60代女性が感染したことが分かりました。これで県内の変異種感染者は4人となりました。
静岡県はさきほど、県内の60代女性がイギリスで流行している新型コロナウイルスの変異型に感染していたと発表しました。
厚生労働省によりますと、60代女性は18日に同じ変異ウイルスへの感染が判明していた60代男性の濃厚接触者だということです。
この女性も、イギリスの滞在歴はなく、不特定多数の人との接触もありませんでした。現在は自宅療養しているということです。
また厚労省は静岡県内の約40人の患者について、検体を解析しましたが、変異ウイルスは見つからなかったということです
静岡県疾病対策課 後藤幹生課長:「当初よりPCR検査も陽性、変異株も陽性といただいた。陽性と確定すると思っていた。4人目の方の濃厚接触者はいない。4人目は濃厚接触者がいないことが分かっているので、これ以上はなく、封じ込められた。全県で調べることにより、(ウイルスの)浸透度がわかる。国の調査に全面的に協力したい」
また静岡市は国の協力要請を受けて、変異種への感染について調べるため、今月4日からきのうまでに新型コロナのPCR検査で陽性が判明した72の検体を21日、国立感染症研究所に送ったということです。
静岡県では21日、静岡市で17人、沼津市と掛川市で8人など合わせて60人の感染が確認されました。