9メートルの津波に備え…長さ1.5キロの防潮堤完成 静岡・吉田町
東日本大震災を教訓に、津波対策として整備されていた防潮堤が静岡県吉田町に完成し、14日、記念の式典が行われました。
完成したのは焼津市から牧之原市にかけての駿河海岸防潮堤の川尻工区で、国と町により整備されました。式典には田村典彦吉田町長や川勝平太静岡県知事のほか、安倍晋三元総理も参加し、テープカットをして完成を祝いました。
この地区の最大の想定津波高は9メートルで、防潮堤は長さ1・5キロに渡り海抜11・8メートルの高さに盛り土されました。
また併せて完成した大井川河川防災ステーションには、洪水対策としてブロックが備蓄され、町による水防センターが設けられました。