【新型コロナ】静岡県知事「このままだと1月2日には病床が満杯」 静岡市と時短営業要請の調整始める
静岡県は飲食店などの時短要請について、静岡市と連携を始めたことを明らかにしました。
川勝知事はさきほど、緊急会見を開き、新型コロナウイルスの感染者急増をうけて、時短要請について、関係市町との調整を始める方針を示しました。
静岡県 川勝平太知事:「本県の『病床の占有率』は50%を超え、国の感染警戒区分『ステージⅢ』に該当する水準で、医療体制のひっ迫の度合いは危機的状況」
改めて危機感をあらわにした川勝知事。新型コロナの感染が県全体に拡大しつつあり、特に静岡市を含む県中部での病床使用率が8割と逼迫していることを危惧しています。
川勝知事:「このままの感染状況が継続した場合、来年1月2日には今後目標とする450床を確保したとしても、病床が一杯になる。東部・中部・西部という地域別では12月半ばにも満床となる可能性すらある」
会見に先立って開かれた対策本部会議では、県独自の6段階の警戒レベルで静岡市と伊東市は「特別警戒」のレベル5相当としています。また、今後も感染者が増え続けた場合は地域、業種をしぼった時短営業要請の必要があるとして、県は静岡市と事前の調整を始めたことを明らかにしました。
Q.時短要請はさけられない
川勝知事:「避けられないと思う。今後クラスターの散発や感染者の増加の動向が減少に転じていかない場合は、特定地域の特定業種などに絞った営業時間の短縮要請など必要な追加的措置を実施せざるを得なくなる。何とかここで踏みとどまれるよう、最大限の対策を行って
ほしい」
県の方針について、静岡市の田辺市長が先ほど取材に応じました。
静岡市 田辺信宏市長:「詳細については聞いていない。が、県とは連携とって、感染者や重症者を増やさないため風通しを良くしたい」