新年度が始動 静岡県内の企業や官公庁で新社会人デビュー 「門出きっぷ」発売も
「このような時期だからこそ…」
浜松市に本社を置く大手楽器メーカー「ヤマハ」。今年度はグループ会社も合わせて105人の新入社員が入社しました。当初、3年ぶりに1カ所に集まって対面で行われる予定だった入社式。体調不良を訴える新入社員が出たことから急遽、市内3つの会場に分散して開催されました。式では中田卓也社長が「このような時期だからこそ音楽の力で世界を変えていきましょう」と新入社員を歓迎。その後、代表して吉川実花さんが、決意を述べました。
新入社員代表
吉川実花さん:「これからヤマハの一員として、新たな感動と豊かな文化を世界の人々とともに作り続けることに尽力することを誓います」
続いては、ヤマハならでは…。
新入社員は、事前に収録された吹奏楽団の演奏を聴き、気持ちを新たにしていました。
新入社員:「今まで楽器を通じて、音楽を通じて知り合った友達とのつながりがまたできたりとか、自分も世界中の人たちの心の豊かさを作っていくお手伝いができればいいなと思います」「その仕事に関して、プロフェッショナルと胸を張って言えるような社会人になりたいと思っています」「吹奏楽やダンス、合唱など音に触れ合い続ける人生だったので、舞台に立ち続ける人々を支えるための仕事をさせていただきたいなと」
入社式も新型コロナ対策
新入社員
安藤紫月さん:「私たち新入社員全員は、自らを厳しく律し、そして失敗を恐れずに果敢に挑戦し、仕事に取り組み学んでいきます」
こちらは、エネルギーや情報通信技術などの事業を展開するTOKAIグループの入社式。グループ12社に119人が入社しました。今年も新型コロナ対策として、入社式は対面とオンラインで行われました。
東海ガス 新入社員
増田朗人さん:「きょうから本格的にその社会人としてやっていくんだなという自覚が芽生えました」「地域の縁の下の力持ちとして、地域のエネルギーをしっかり支える。そんな仕事をしていきたいなと思っております」
「春のしあわせ門出きっぷ」を発売
また、県庁でも新規採用の職員に辞令が交付されました。午前、県のデジタル戦略局では新規採用の職員3人が部長から辞令を受けました。新型コロナの影響で、去年に続き全体での辞令交付式は行われず、それぞれの部局ごとに規模を縮小して行われました。デジタル戦略局で辞令を受けた3人のうち2人は県内出身で、地元に貢献する決意を新たにしていました。
県データ活用推進課配属
色本裕雅さん:「静岡県が好きで静岡県のために働きたいと思って県職員の仕事を選んだので、県の魅力などをどんどん発信して県をよりよくしていくことができたらと思っている」
県では今年度、去年より18人多い239人が採用されています。
一方こちらは、大井川鉄道の「門出駅」。大井川鉄道では、きょうから特別な切符の発売が始まりました。その名も「春のしあわせ門出きっぷ」。人生の節目「門出」から、「福」を探しに出かけてもらおうと、大井川鉄道にある「門出駅」と「福用駅」の入場券などがセットになっています。利用できるのは4の数字が並び「幸せの日」とされる今月4日、「令和4年4月4日」から7月4日までの3カ月。オンラインショップや新金谷駅前の店舗で販売されます。