【新型コロナ】5日間で20件のクラスター…半数が学校や保育園 ワクチン未接種の12歳未満の感染懸念 静岡県
そこには、ある特徴が…。
静岡市保健衛生医療部 和田明久部長(14日):「クラスターは市内の学校の部活動で発生」
静岡県健康福祉部 後藤幹生参事(14日):「三島市のクラスターで、学校の部活動」
子どもを中心とした感染の広がりです。16日までの5日間で発表されたクラスター20件のうち8件は学校や部活動で発生、2件がこども園と保育園で確認されています。
直近、県内で発生したクラスターの半数が子どもに関連しているのです。
ワクチンを打ってもオミクロンにかかることはある
静岡県健康福祉部 後藤幹生参事(14日):「20代が多いのは最近の特徴で、30%が20代となっています。最近まではその次が30代だったんですけども、学校が始まって学校関係のクラスターが発生しており、次いで10代が18%と2番目になっており、今後学校が始まると、12歳未満のワクチン未接種の方がどんどん感染していく。オミクロン株にほとんど入れ替わっているので」
県によりますと、すでに県内でも9割近くがオミクロン株に置き換わっています。このオミクロン株について分かってきたことの一つが、ワクチンを2回接種していたとしても感染するリスクがあるということです。
静岡県健康福祉部 後藤幹生参事(14日):「ワクチンを2回接種した方でもかかる、ブレークスルー感染。本日も72%ほどあるので、ワクチンを打った方がオミクロンにかからないとは絶対言えないということが一番大事」
一方で、県の後藤参事はワクチン未接種の人に重症となる例が散見されるとして、ワクチンによって重症化するリスクは抑えられるとの見解を示しました。
静岡県では17日の新規感染者が409人となり、4日連続で400人を超えました。今後、まん延防止措置の要請も視野に入るのでしょうか。
静岡県健康福祉部 後藤幹生参事(14日):「飲食店の場で本当に感染拡大しているのかということの裏付けが大事だと思う。デルタ株の時の入院患者さんとは様相がだいぶ違っていて、中等症の方が最も多くなるというふうになります。他県を参考にするが、そうした場合は東京都のように病床使用率が20%を超えた時に、すぐに20か30と増えていくことがもし懸念されれば、対策を打つというふうになると思います」