「家族内でもめ事があった」金銭トラブルか…79歳の祖父殺害容疑で22歳の孫を逮捕　浜松市・3人殺害事件

殺人の疑いで逮捕されたのは、浜松市中区佐鳴台の無職の男（22）です。男は８日夜に、自宅で同居する祖父（79）を何らかの方法で殺害した疑いが持たれています。8日午後9時半ごろ、夫婦の20代の別の孫から「家族内でもめ事があった」と警察に通報がありました。警察官が駆け付けたときには、祖父と祖母（76）そして孫の男性（26）が倒れていて病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。3人の遺体にはいずれも出血を伴う外傷があったということです。

　警察などによりますと、夫婦は息子、娘夫婦そして今回逮捕された容疑者の6人で暮らしていて、昨夜は死亡した孫の男性と、通報したもう一人の孫が訪れていたといいます。親族の間に一体何があったのでしょうか。近所の人は昨夜怒鳴り声を聞いていました。

近所の人：「昨夜9時半か10時ぐらいにすごく大きな若い男の人の声がして、喧嘩でもしているのかと思ったが、その後に5分ぐらいしたらパトカーが1台来て、また1分したらパトカーがまた1台来てという感じで、何台かパトカーが来たので」
Q．複数の人の声ですか？：「ひとりでした。なんか大きな話し声だったような、そんな感じです」

亡くなった祖母の姉：「これからどうしようかと思っている。かわいそうで、誰がやったか知らないが、身内しかないと思うよ。あれだけ揉めていたから」
Qどんなことで揉めていた？「遺産じゃない？知らない。この家をどけるとかさ」

　警察は、容疑者が祖母と孫の2人の殺害にも関与したとみて詳しく調べています。