浜松医療センターで新たに4人が感染 医療従事者用のワクチン県内には対象者の2割しか届かず

浜松医療センターのクラスターで新たに4人の感染が分かりました。
一方、医療従事者用のワクチン2万5000回分が今週にも県内に出荷されますが、まだ課題も多いようです。

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浜松医療センターで新たに4人が感染 医療従事者用のワクチン県内には対象者の2割しか届かず

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きょう県内の新規感染者は10人です。
浜松市の5人の感染者のうち4人はクラスターが発生した中区の浜松医療センター関連で、
感染が広がった一般病棟の入院患者です。
4人は全員高齢者でいずれも軽症や無症状だということです。
これで2次感染を含むクラスター関連の感染者は33人となりました。
同じくクラスターが発生している静岡赤十字病院では、2日連続で感染者は確認されていません。
こうした中、収束にむけた切り札とされるワクチンの接種。
先月中旬の「先行接種」に続いて、医療従事者を対象にした「優先接種」用のものが今週から来週にかけてあわせて26箱、およそ2万5000回分が県内に出荷されることがわかりました。ただ今回の分を入れても対象となるおよそ12万人の医療従事者のうち接種できるのは2割ほどにとどまる見込みで、県は各病院への配分や具体的な接種日などは今後決めるとしています。

● 県疾病対策課 後藤幹生課長
「主に新型コロナウイルス感染症の方の入院を受け入れている病院が優先で接種され、そこの医療従事者だけでは全部使いきれない、残ったワクチンがあると思うので、それをその地域で新型コロナウイルス感染症の方の入院や加療を受け入れていらっしゃる医療機関を優先に接種していくと考えています」

一方、県西部に隣接する愛知県など一部では緊急事態宣言が解除されましたことについては。

● 県疾病対策課 後藤幹生課長
「明らかに緊急事態宣言が始まった1月のころに比べますと、人の動きが流れが多くなっているという状況ですので、特に緊急事態宣言が解除された地域、あるいは今後解除される地域の方と一緒の店で飲食する際には、テーブルの間隔を十分とるとか、換気されている店を選ぶとかそういった注意が今後さらに必要になると考えています」