林道工事巡る贈収賄事件 元林野庁職員らに執行猶予のついた判決 静岡地裁
林道工事の発注をめぐって賄賂を受け取った罪に問われている林野庁元職員の男に、静岡地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
判決によりますと林野庁天竜森林管理署元職員の50歳の男は2018年12月、林野庁が発注した林道工事をめぐり、静岡県富士宮市の74歳の元建設社長から現金200万円を受け取りました。
静岡地裁の伊東顕裁判長は「社会の信頼を失う行為で刑事責任は重い」と指摘。一方で、事実を認め、反省がみられるとして元林野庁職員に懲役2年執行猶予4年、建設会社の元社長に懲役1年執行猶予3年の判決を言い渡しました。