清水エスパルスOB鎌田翔雅さんが町田戦のアイスタ来場、現役引退を報告 サポーターの拍手に涙。「色んなことがよみがえってきて…」

 清水エスパルスで2015年から2019年まで5年間プレーし、湘南や富山、福島などに在籍した鎌田翔雅さん(34)が、静岡市のIAIスタジアム日本平に来場し、サポーターに現役引退を報告した。  「サポーターの声援が言霊となって私を後押ししてくれました」とマイクで感謝を述べると、徐々に感極まり涙を流す場面も。鎌田さんは言葉に詰まりながら思いの丈を伝えた。あいさつのあと、自然とオレンジサポーターから鎌田コールと拍手がおき、深々と頭を下げていた。

画像: 鎌田翔雅さん

鎌田翔雅さん

 
 静岡朝日テレビの直撃取材に「選手のときとは全然違いますね…大丈夫だと思いましたが、ピッチに立ったら色んなことがフラッシュバックしてきて…。ここで降格も、2度の大けがも、初ゴールも決めた。大切な思い出です」と鎌田さん。

 J1昇格争い真っ只中の古巣清水についてコメントを求めると「(チョン)テセさんみたいな人が言うなら…僕なんかが簡単には言えない」と現役時代から変わらない謙虚さが見えた鎌田さん。それでも「J1あってこそのアイスタであり清水、昇格への想いの強さで今後が決まっていく。頑張ってほしいです」とエールを送っていた。