熱海海上花火に観光客魅了 静岡県内で夏の恒例イベント復活の兆し 安倍川花火大会も5年ぶり開催へ
7時間前から準備開始
打ち上げ開始7時間前、現場には5台のトラックが・・・。藤枝市に本社をかまえる花火製造会社「イケブン」のスタッフが、打ち上げの準備を始めました。用意した花火は3000発。スタッフは総勢10名。手際よく作業を進めていきます。
Q:どのくらいの日数準備してきたんですか?
イケブン
瀧村元晶さん:「準備自体は1週間・2週間前ぐらいから、準備をし始めて」
Q:準備は順調ですか?
瀧村さん:「そうですね、回数もやってる場所なので、いつも通りというか、いつもと変わらず、ちゃんと上がるように準備をしております」
Q:どういったところに気を配るんですか?
瀧村さん:「やはりしっかりと花火が打ちあがるっていうところが大事なので、ミスのないように。今、雨やんでますけど、この状況を何とか夜までもってくれるといいなと思って」
夏の風物詩復活に花火師は…
新型コロナウイルスの影響でここ数年、県内では花火大会の中止が相次ぎました。しかし、今年は安倍川花火大会が5年ぶり、清水みなと祭り海上花火大会が3年ぶりに開催される見込みです。夏の風物詩が久しぶりに帰ってきます。
イケブン
瀧村元晶さん:「今まで夏にめいっぱい、打ち上げていたものができなかったっていうのは、花火を製造している側としても、やはり作った球を打ち上げる場所が少ないっていうのは非常に残念なことであったので、それがこう少しでも作った花火が披露される場が増えていくっていうのは非常に嬉しいことです。
今日の花火大会が終わりますと、梅雨に入るというところもありまして、6月、熱海市さんの花火大会っていうのが無いんですね、もうここから今度切り替わって、7月に入って夏の熱海の花火大会というようなところに切り替わるので、そこの節目というところもありますので、盛大に打ち上がるように頑張りたいと思います」
観光客は花火を満喫
打ち上げ開始30分前。会場はご覧の賑わい。
観光客
父親:「今日花火を見に行きました」
Q:花火大会はいつぶりぐらいですか?
父親:「もう2年ぶりか3年ぶりくらい、それは2年前はやっぱ熱海」
Q:どうですか?花火楽しみですか?どの辺を楽しみにしてます?
娘:「ヒュードカーン」
Q:きょうの花火、どういうところを楽しみにしてますか?
娘:「全部」
東京都民:「天気が少しずつ晴れてきたんで。結構、大きい花火見られたらいいなぁとカメラ持ってきたんです。収められたらいいなと思ってますけど。
(熱海の花火大会は)毎年一年を通して花火やるっていうのを知ってて、今年こそと思って調べてきました。
最後のナイアガラの滝みたいな花火が上がるってゆってるので、それが楽しみです」
花火の集客力は絶大!打ち上げ日には、通常より観光客が1万人ほど増えることもあるといいます。この夏の花火大会の開催に、地元・観光業界も大きな期待を寄せています。
主催側の期待度は…
花火大会の主催側はー
熱海温泉ホテル旅館協同組合
森田金清理事長:「きょうは土曜日開催だが、花火大会だとほぼすべての旅館がだいたい満室になっている。大変我々にとっては、効果的なイベントだと考えている。土曜日でも空いてしまうところもあるが、花火大会があるといっぱいになる。我々にとっては経済効果の高いイベントだと思っている (今年の夏は)感染拡大が広がって緊急事態、またはまん延防止、そういった措置が取られない限りは我々としては粛々とイベントを継続してやらせていただきたいと思っている。やはり多くのお客様が夏に熱海に海水浴、そして夜は花火という形で楽しみに来られている。
お客様の期待を裏切らず、いい花火を上げて、そしてやっぱ熱海に来て良かったな、花火見てて良かったな、こういう夏の一夜の思い出を作れるように頑張っていきたい」
フィナーレへ 会場は最高潮
そしていよいよフィナーレへ、熱海花火大会の「目玉大空中ナイアガラ」
神奈川県民:「もうすごいきれいでした。全然うちの近くの花火とは違う」
同県民:「なんかもう距離が全然違って、すごい近かった「めっちゃなんか音でっかいし、めっちゃきれいでした」
Q:最後のフィナーレはどうでしたか?
同県民:「すごかったですね。なんかバンバンってすごい、大きくてなんかいっぱいあってすごかった」
同県民:「最初始まりの花火とクライマックスの花火がすごく、大きくてすごいきれいでした」
同県民:「今年で2回目なんですけど、フィナーレがやっぱりすごい一番ゴージャスですごかった」