認証制度の申請は2万9000店中40店 店舗に出向いて感染対策確認…「お墨付き」のステッカーを配布 静岡県

 28日午後、静岡県焼津市の日本料理店を訪れたのは「ふじのくに安全・安心認証制度」の事務局員。この取り組みは、新型コロナ対策を徹底している飲食店を県が認証し、お墨付きの「ステッカー」を配布するものです。

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認証制度の申請は2万9000店中40店 店舗に出向いて感染対策確認…「お墨付き」のステッカーを配布 静岡県

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原川朋華記者:「今、事務局の職員が飲食店にあるアルコール濃度を確認している」

 消毒液やアクリル板が設置されているか、適切な換気が行われているかなど、52のチェックリストについて、実際に見て確認していきます。

事務局職員
「120(センチ)ですかね。これはできれば(高さが)140センチのものをお願いしたい」

 テーブルの上に設置されたアクリル板の高さが140センチ以上の基準を満たしていないことが指摘されました。トイレの状態や店内の湿度、店内でかかっている音楽の音量などもチェックしていきます。

 およそ1時間で、すべての項目の確認が終了しました。

日本料理店 料理長:「私なりに一生懸命準備したつもりだが、まだ足りない部分があったということで、また改善していきたい」

 静岡県によりますと、この認証制度は県内の飲食店およそ2万9000軒を対象にしていますが、申請の受け付けを開始した21日からきのう27日までに申請があったのはわずか40軒ということです。

静岡県危機管理部 植田達志統括官:「まだ申請数が100件に満たないというのは、私どもの宣伝が足らなかったかなと反省している。飲食店の皆様の努力がしっかり形になる制度だと思っているので、どんどん認証の申請をしてもらえれば」

 きょう現地確認を行ったチェックリストは、事務局の職員が持ち帰り、県の再確認によって認証されれば、後日飲食店にステッカーが送付されるということです。