難波副知事は1年の任期付き県理事に 川勝知事が処遇発表 リニア水問題と熱海土石流に対応 静岡県

17日に任期満了を迎える静岡県の難波副知事について、川勝知事は「1年の任期付きの県理事として任用する」と今後の処遇を明らかにしました。

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「副知事の職責と同様にやっていただく」

画像: 「副知事の職責と同様にやっていただく」

川勝知事:「5月18日からは、静岡県理事としてリニア中央新幹線ならびに熱海土石流災害担当の2つを柱に仕事していただく」

12日の定例会見で、難波副知事の処遇について発表した川勝知事。今後は、1年の任期付きで県理事として、リニアの水問題と熱海市の土石流災害2つの重要課題に対し、これまで通りの権限で対応するということです。

川勝知事:「これまで通り、難波副知事として務めてきた職責と同様のものをやっていただく」

 副知事の後任については調整がついておらず、20日に開かれる県議会臨時会での人事案の提出は見送る方針です。

リニア水問題 JRと対話進める姿勢を示す

 一方、リニア中央新幹線工事を巡り、県外に流れ出る水を戻すためJRが示した新たな提案の評価について、改めて問われた川勝知事は、「トンネル工事とは別次元の話」としながらも、対話を進めていく姿勢を示しました。

川勝知事:「これは、トンネル工事とは別個にして議論することもできる問題。別次元の問題。しかし、これができるんだと田代川に流している水が、本県に流すことができるという情報なので、これは極めて我々にとっては朗報ともいえる。これはしっかり議論して、戻せるものならば戻していただきたい」(Q:水問題の解決策の一つとしては評価するのか?)
「解決策と言っても、まだまだ詰めなければならないことがある。そもそも実現できるかわからない」

画像: リニア水問題 JRと対話進める姿勢を示す