感染者数下げ止まりも…県担当者「安心できる状況じゃない」 静岡市でクラスター…「車内はリスク高い」 静岡県内/週末の会見まとめ

静岡県健康福祉部 後藤幹生参事(11日)
「10万人あたり7人前後でずっと止まっている。下がり止まっている状況」

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 減少傾向が続いていた県内の感染状況ですが、下げ止まりの傾向が顕著になっています。1日の感染者数は先月31日に25日ぶりに30人を下回りましたが、その後…。

後藤幹生参事
「日々の感染者は50例から23例のあたりで分布している。ですから、決して安心できる状況ではないというふうに考えている」

静岡市で新たなクラスター 「車の中はリスクが高い」

画像: 静岡市で新たなクラスター 「車の中はリスクが高い」

静岡市の会見 13日

 一方、13日に会見を開いた静岡市は―

静岡市保健福祉長寿局 和田明久部長(13日)
「市内の事業所の従業員8人が営業活動で市外に向かうため、複数の自動車に毎日2時間以上、同乗していました。本日までに従業員6人の陽性が判明したため、本日付でクラスターと認定しました」  

静岡市によりますと、8人のうち2人は陰性だったということです。

和田明久部長
「車の中は人と人の距離が近くなることから、感染リスクが高い状態になります」

静岡市保健所 保健予防課 杉山智彦課長
「車内でマスクをはずして会話していた人もいた。換気は十分でなかったのではないかと考えています」

ワクチン接種のペースが加速

 感染を抑えるため、急がれるワクチン接種。全国的にみると、早く進んでいるとは言い難い県内での接種ですが、そのペースは加速しているようです。

静岡県健康福祉部 後藤幹生参事
「6月10日時点で、のべ49万8000回。先週までは1日1万2000回だったが、急増しており10日までの1週間は(平均で)2万1554回、1日に接種されている」

 1日の平均接種回数は、前の週よりも1万回近く増加しています。接種のペースは今後も加速していくのでしょうか。

後藤幹生参事
「今、国が(1日)100万回の接種を目指しているということは、県の人口は国の3%なので、3万回県内で行えば、これに近い状況に、1日100万回達成することになるので、まだ2万回だが急速に伸びているので、1日3万回という接種も可能になると考えている」

県の大規模接種会場のスケジュールも公開

 そうした中、県内4カ所に設置される県の大規模接種会場について14日、県のHPで会場ごとの接種のスケジュールが公開されました。対象となる自治体を通じて、今週中に予約が可能になるということです。

静岡県感染症対策局 青山秀徳局長
「今回は国が行っている大規模接種会場とは異なって、モデルナ製のものは使いません。各市町に配分されているファイザー製のワクチンを配分して使用するという形でやります」

青山秀徳局長
「予約受付の際に、しっかりと県の会場ということを明確にしていただく。当日の受付も、県の運営と市の運営があるので、しっかりすみ分けするように、ちゃんと明示して迷わないようにやりたい」

Q.1回目に市で受け付けた人が2回目に県とかはならない?

A.「そういう風にはならずに、県で受け付けた人は2回目も県で予約」