刑事・民事で責任追及へ 「盛り土付近の土地管理が不適切だった」 静岡・熱海市の土石流災害で遺族ら /8月13日
静岡県熱海市の土石流災害で、起点とされる盛り土の新旧の土地所有者の刑事告訴などを検討している「被害者の会」が13日に会見を開き、来週中の告訴状の提出を目指していることを明らかにしました。
被害者の会会長 瀬下雄史さん(53)
「私だけではない。被害者全員に共通することは、怒りが原動力になっている」
被害者の会は、土石流の起点にあった盛り土付近の土地管理が不適切だったとして、盛り土を造成した前の所有者を業務上過失致死傷罪で、その土地を購入した現在の所有者を重過失致死傷罪で刑事告訴することを検討しています。弁護団によりますと来週中の告訴状の提出を目指しています。
この他に、来月末までに損害賠償を請求する民事訴訟も起こす方針です。被害者の会には遺族と伊豆山地区の住民らおよそ30人が参加していて、今後も被災者を募り、集団訴訟を目指しています。