静岡県議会開会 川勝平太知事の給与を返上するための条例案を上程 自民改革会議はさらに経緯説明を求める構え

静岡県議会9月定例会が開会し、いわゆる「コシヒカリ発言」による川勝知事の給与返上のための条例案が上程されました。

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静岡県議会開会 川勝平太知事の給与を返上するための条例案を上程 自民改革会議はさらに経緯説明を求める構え

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川勝知事:
「県議会をはじめとして、県民の皆様に不信の念を抱かせてしまったことを改めて深くおわび申し上げる」

 川勝知事を巡っては、おととし参院静岡選挙区の補欠選挙の応援演説で、御殿場市について「あちらはコシヒカリしかない」などと発言し、県議会で辞職勧告決議が可決されました。

 川勝知事はその後、自らペナルティーとして、おととし12月分の給与やボーナス合わせて460万円余りを返上する意向を示していましたが、返上していないことが発覚。

 7月、自民改革会議から不信任決議案が提出され、1票差で否決される事態になりました。

 21日の県議会で川勝知事は 給与返上に必要な条例案を提出し、11月の給与の一部と12月の給与そしてボーナスを減額する形で、446万円余りを返上すると説明しました。

川勝知事:
「知事の職にある限り、辞職勧告を突き付けられていることに変わりはありません。県民の皆様のために公人・知事としての職責を果たすという思いで、県政運営に取り組んでまいります」

 議会後、県議会最大会派自民改革会議の増田享大代表は、知事がこれまで給与を返上してこなかった経緯などについて説明を求めたいとしました。

自民改革会議 増田享大代表:
「まだ疑念が晴れていないところもあるので、会派の議員から問いただしていきたいと。その中で知事の答弁を確認しながら、会派としての意見集約を図っていきたいと思っている」

 21日上程された議案は、議会最終日の13日に採決が行われます。