浜松市の新野球場建設をめぐり公金が違法に支出されたとして市民が住民監査請求
静岡県が浜松市の篠原地区に建設を予定している新野球場を巡って、建設促進期成同盟会に不適切な支出があるとして、返還を求める住民監査請求が出されました。
住民監査請求をしたのは新野球場と浜松百年の計を考える市民の会で、21日午前代表者が市役所を訪れ、陳述しました。
請求では、新野球場の建設推進を目的に設立された期成同盟会について、構成団体のひとつである自治会連合会では、総会や理事会といった正当な手続きを経ていないと指摘。
期成同盟会は正当に成立していないとした上で、中野祐介市長に対し、去年12月当時の鈴木康友市長ら10人が、川勝知事に要望活動をした際の旅費およそ6万3000円の返還を求めています。
新野球場と浜松百年の計を考える市民の会 福井晃代表:
「自治連の中での意思統一がなかった。浜松市の税金を使うことは不当・違法な行為であるということで監査請求をした」
一方、浜松市は「自治会連合会の会長をはじめ、各構成団体の代表から参加の意欲を得ているため、構成要件は満たしている。 公務での出張費は違法ではない」と陳述。
監査結果は10月20日までに通知されます。