第6波に向け病床確保などの方針確認 第5波での自宅療養増加が大きな課題に 静岡県の専門家会議
6日夜開かれた新型コロナウイルスの静岡県の専門家会議で、県内の感染状況について国の基準の「ステージ2」を維持するという見解が示されました。
6日の静岡県の感染者数は11人で、減少傾向が続いています。県は先月30日から感染状況の判断を国の基準で「ステージ2」としていて、6日の県の専門家会議でも「ステージ2」を維持するべきだという意見が大半を占めたということです。
また、6日の定例会見で川勝平太知事が、県独自の観光促進事業や「GO Toイート」を今月中に再開したいと意欲を示したことについて、医師や専門家たちから異論はなかったということです。
一方、会議では8月から9月にかけて感染が拡大した第5波では、自宅療養者が増え、自宅で亡くなった人もいたことが大きな課題としてあがりました。第6波に向けては、さらなる病床の確保と県内に7つある宿泊療養施設でも、酸素投与や抗体カクテル療法の投与ができるようにするという方針を県が示し、了承を得たということです。県は今月中に確保すべき病床数や必要なパルスオキシメーターの数などを盛り込んだ方針を作成したいとしています。
静岡県健康福祉部 後藤幹生参事:「6週間くらいステージ4の基準の人口10万人あたり25人という基準を超えていたが、その時の新規感染者数とか入院患者数とかをきちんと数字を出して、計画を作ることになると思います」