「法を守る立場なのに、法を犯してしまった」…窃盗の罪に問われた元静岡県警白バイ隊員 初公判で起訴内容認める 地裁浜松支部

 7月、浜松市で車の中から現金を盗んだ罪に問われている元白バイ隊員の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。

 起訴状などによりますと、元静岡県警交通機動隊の41歳の巡査部長は7月、勤務中に浜松市中区の店の内の駐車場で、止めてあった車から現金18万円などが入ったバッグを盗んだ罪に問われています。

 地裁浜松支部で22日開かれた初公判で、元巡査部長は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

 検察側は冒頭陳述で「追跡していた交通違反車両とみられる車両を見つけ、身分証などがないか車の中を捜索した。現金などが入ったバッグをみつけ、説教するために持ち出したが、本人に返すことなく、バッグを投棄して現金を自宅に持ち帰った」と指摘。その後の被告人質問で元巡査部長は「いけないとわかっていたが、身分証や所持品で本人確認ができると思った。法を守る立場なのに法を犯してしまい申し訳ない」と述べました。次回は29日に開かれます。