池の底がむき出しだった小浜池 さらに水位が上がって59年ぶり過去最高…今では「計測不能」 静岡・三島市
静岡県内は今週中にも梅雨明けが予想されていますが、今年は異例の長雨となっています。その影響で、三島市にある小浜池の水位が59年ぶりに更新されました。水面に映る新緑が絶景をつくり出しています。
杉沢洋佑記者:「こちらの池、実は去年の今頃は水の高さが20cm程しかなかったということなんですが、きょうは御覧の通り水が満水となっています。実はここ数日の長雨の影響もあって水の高さが過去最高を記録したということなんです」
三島市の公園・楽寿園にある小浜池。富士山の雪解け水がわきだすことで知られています。今月25日、その水位が217センチに。記録が残る1958年以降最高だった1961年の215センチ上回り、59年ぶりに記録を更新しました。
水は、さらに増え続け、現在は「計測不能」となっています。
江戸時代、小浜池は地域の水源になっていましたが、去年6月は、ご覧のように水が全くない状態。近年は、池の底がむき出しになるほど水が枯渇していました。
ところが、今年は満水に。その理由は異例の長雨です。降水量が多く、水位が上がったとみられています。
楽寿園 山川晃園長:「2mを超えるのは 、昭和の時代からないことなので、そう考えると、やっぱりこれだけの水の量が出るっていうことはかなり珍しいことなんじゃないかなと思います」
豊かな水と緑の共演。水の都・三島に絶景が広がっています。