「介護保険の払い戻しがある」とのうその電話による特殊詐欺が2件連続で発生 静岡県警「払戻金があるからATMに行っては詐欺!」
28日静岡県内では介護保険の還付金があるとのうその電話により、現金をだまし取る同様の手口の詐欺事件が2件続けて発生し、60代の女性2人が被害に遭いました。
28日午後4時15分ごろ菊川市に住む60代女性の自宅に市役所の職員や金融機関の職員を名乗る男から電話がありました。
男らは「介護保険の戻りが2万円ほどある」などと言って、女性に通帳とキャッシュカードを持って金融機関へ向かうよう指示し、女性が男の指示通りに金融機関のATMを操作したところ現金約50万円が他人の銀行口座に振り込まれてしまったということです。
女性は、家族と一緒に暮らしていましたが「電話を受けて誰にも相談せずに動いてしまった」と話しています。
また、静岡市清水区でも同様の手口で、1人暮らしの60代女性が約35万円をだまし取られました。
今年に入って県内では27日の時点で、去年の同時期よりも23件多い、120件の特殊詐欺が発生。
被害額は2億2954万円にも及んでいます。
警察は「払戻金があるからATMに行くよう求めるのは詐欺」として、不審な電話があったら警察に通報するよう呼びかけています。