「スマホがウイルスに感染している」「被害受けた人に補償が必要」…43回にわたり計3000万円振り込む 70代女性が詐欺被害 浜松市
浜松市浜北区に住む70代の女性が、現金およそ3000万円を騙し取られる詐欺事件がありました。
警察によりますと、7月下旬、浜松市浜北区に住む70代の女性の携帯電話に、「利用料金で確認したいことがある」という内容のメールが届きました。女性が確認したところ、電話会社の社員を名乗る男から「スマートフォンがランサムウェアに感染し、既に90人が被害に遭っている。被害を止める手数料として、電子マネー10万円分を買ってほしい」などと電話がありました。
女性は電子マネー10万円分を購入し、相手に電子マネーの番号を教え、騙し取られたということです。
さらにその後、セキュリティー協会の職員を名乗る男から「被害を受けた方々に補償が必要」などと電話で言われ、8月上旬から10月中旬までの間に計43回に渡り現金およそ3000万円を指定された口座に振り込み、騙し取られたということです。
利用している金融機関から警察への相談をすすめられた女性が警察に出向き発覚しました。
警察は、「電子マネーを買って番号を教えることは詐欺の可能性がある」と注意を呼びかけています。