誘拐と自殺ほう助の男に猶予付き判決 誘拐の罪認定も「集団自殺の中止を提案」

浜松市で女子中学生を誘拐した上自殺を手助けした罪に問われた男に、地裁浜松支部は執行猶予の付いた判決を言い渡しました。

画像: 誘拐と自殺ほう助の男に猶予付き判決 誘拐の罪認定も「集団自殺の中止を提案」

 福岡市東区の無職の男(33)は3月、当時中学3年生の女性(15)を浜松市内のコンビニから車で連れ去った上、天竜区のキャンプ場で睡眠薬と練炭を使い匂坂さんの自殺を手助けした罪に問われました。

 これまでの裁判で被告は自殺ほう助の罪については認める一方、誘拐の罪については無罪を主張していました。

 きょうの判決公判で地裁浜松支部の大村泰平裁判長は「被告人が七輪や睡眠薬を準備し実現可能性のある計画を立てることで被害者の決意に重大な影響を与えた」と誘拐の罪を認定しました。

一方、「被告人が事件前に集団自殺の中止を提案していた」などとして入江被告に懲役3年執行猶予5年の判決を言い渡しました。

(求刑 懲役3年)