山火事を想定 水10トン積載の水槽車で消火訓練 静岡・沼津市
栃木県足利市の山火事は鎮圧までに1週間以上かかりました。静岡県沼津市では林野火災を想定した消火訓練が行われました。
「林野火災が発生しています!近くの方は注意して避難してください」
沼津市の愛鷹広域公園で行われた訓練には、沼津北消防署の消防隊員35人が参加しました。林野火災の場合、消火に使う水の確保が難しいことから、水10トンを積載できる水槽車が出動し、放水までの手順を確認しました。
また延焼を防ぐために水幕ホースという特殊な装置を使った訓練や、背負い式の水嚢で消火する訓練も行われました。
駿東伊豆消防本部管内では去年、おととしと年間3件の林野火災が発生しましたが、今年はすでに5件が発生しているということです。
沼津北消防署・今井將一朗署長:「この時期は空気が乾燥して、また風の強い日も多いことから、ひとたび火が付くとあっという間に燃え広がる。住民の皆さんには火の取り扱いに十分気を付けていただきたい」