W杯決勝トーナメントクロアチア戦 PK戦の末、惜しくも敗退…「一切悔いの残らない試合を見せてくれた日本の選手の皆さんに本当に感謝」
「クロアチア戦が始まるまで残り10分です。静岡市内にあるこちらのビアバーにはご覧のように多くのサポーターたちが駆けつけていてボルテージは最高潮です!」
(サポーター)イエーーー!
「今回も奇跡が起きると期待」
初のベスト8入りをかけた大切な一戦を見届けようと、月曜の深夜にも関わらず、60人以上のサポーターが集まりました。
サポーター:
「今まで強豪に2つも勝ってきたので、今回も奇跡が起きるだろうと期待しながら選手たちには楽しんでプレーしてもらいたい」
サポーター:
「権田選手に期待している。今までめっちゃ(シュートを)止めてきてくれているので今回も止めてほしい」
サポーター:
「行くぞ!日本!」
前半、日本が先制!
○前半8分
立ち上がり、日本にピンチが訪れます…。
実況:
「クリアが中途半端になった危ない!・・・権田見事なセーブ!」
清水エスパルス所属、守護神・権田のスーパーセーブ!ピンチを凌ぎます。
○前半13分
その直後、今度は日本にチャンスが…。
実況:「伊東純也、中を見てクロス!」
サイド攻撃から果敢にクロアチアゴールに迫ります。
○前半43分
すると前半終了間際、ついにその時が…。
実況:
「堂安クロスが入ってきた!決めた!最後押し込んだのは前田大然!!」
キャプテンの吉田が競り合い、最後は前田が押し込み、ゴール!
日本が先制点を奪い、1対0で試合を折り返します。
○ハーフタイム
サポーター:
「あれだけ走っていた前田選手が点を取ってくれたのでとりあえず一安心です」
Q.後半何を期待したい?
「1点だけじゃ不安なのでもう1点取って安心したい」
後半開始、クロアチアが反撃…同点で延長戦
後半も前回大会準優勝の強豪を相手に、互角以上の戦いを見せる日本。
ところが…。
実況 :
「ボールを回すクロアチア。そしてクロスが入る。ヘディングシュート決められた。クロアチアに同点ゴール。ペリシッチのヘディングシュート決まって1対1。日本同点に追いつかれました」
一瞬の隙を突かれ、失点。試合は振り出しに戻ります。
その後、逆転を狙うクロアチアが日本のゴールに襲い掛かります。
実況:
「セカンドボール、10番のモドリッチ!ゴールキーパー権田よく守った!」「モドリッチのミドルシュート弾いたのは日本の守護神です」
クロアチアのエース・モドリッチのシュートは、権田が左手一本でビッグセーブ。
日本は何度もピンチを迎えますが、必死の守備ではね返します。
実況:
「ここで後半終了のホイッスルです」
試合は90分で決着がつかず、今大会初の延長戦に突入。
勝負はPK戦に
延長戦は、一進一退の攻防に。
実況:
「よしチャンス。三笘。日本の切り札、三笘。三笘が仕掛ける、三笘がまだいく。三笘のシュート!キーパー弾いた!三笘のこのシュート」
実況:
「シュートが来た!よしチャンス!つなげばチャンスになる!ああ…。クロアチア前に来る。シュートが来た!危なかった」
そして…。
実況:
「ここでホイッスルが鳴りました。120分を戦っても決着がつきませんでした。勝負の行方はPK決着です」
勝負の行方はPK戦に。
静岡のサポーターも、カタールに思いを届けます。
先攻は日本。1人目のキッカーは10番の南野。
実況:
「止められた」
クロアチアが1本目を決め、日本2人目のキッカーは三笘。
実況:
「止められた、日本2人連続での失敗」
実況:
「止められた!!」
4人目の吉田も止められ、万事休す。
悲願のベスト8進出はなりませんでしたが、史上初の2大会連続の決勝トーナメント進出という新たな歴史を作りました。
権田選手「悔しいです。本当にあと一歩」
今大会フル出場を果たした、清水エスパルスの権田は…。
日本代表 権田修一選手:
「悔しいです。本当にあと一歩でしたし」
Q.チームを救ったセーブもたくさんあったが?
「結果がすべてなので。必要なシーンで止めるのはゴールキーパーの仕事なので。日本のゴールを守るというのはそういうことなので。PKだろうとPK戦だろうと、それを止めないとベスト8には行けなかったというのが今大会なので、最後そこの仕事をしきれなかったところの悔しさが今はどうしても大きくなってしまう」
静岡からエールを送ったサポーターは…。
サポーター:
「クロアチアも強豪なのでPK戦にもつれ込んで、いけるかなと思ったが、やっぱりちょっと壁は高かった。本当にここまでいろんな強豪を倒して、大番狂わせしてくれてありがとうという気持ちです。すごく楽しかったです」
サポーター:
「悔しい結果に終わったが、一切悔いの残らない試合を見せてくれた日本の選手の皆さんに本当に感謝している。本当にお疲れ様でしたと」