現金を奪ったブラジル人男性らに裁判員裁判で懲役11年を求刑
静岡県掛川市と浜松市で現金を奪った罪などに問われているブラジル人の男らの裁判員裁判で、検察は懲役11年を求刑しました。
起訴状などによりますと、島田市に住むブラジル国籍の派遣社員の被告(22)ら3人は、2020年2月に、掛川市の当時91歳の女性の住宅に押し入り、現金およそ90万円を奪ったほか、3月には浜松市の住宅でも、現金およそ5000万円が入った金庫を盗んだとして、強盗致傷など3つの罪に問われています。
きょう30日の裁判で検察側は、「被害金額は多額で、事件が与えた社会的影響は大きい。犯行は組織的で悪質、自己中心的で酌量の余地はない」として、被告らに懲役11年を求刑しました。判決は10月12日に言い渡されます。