飛龍高出身の佐藤蓮投手(上武大)は阪神が3位指名 8月のロッテ2軍戦で155キロから評価急上昇/ドラフト会議2020

静岡県沼津市の飛龍高出身で上武大4年の佐藤蓮投手が、阪神から3位指名された。三島市出身で右腕の佐藤は、飛龍高では2年時に140キロをマーク。3年春には背番号1をつけるも、制球難を克服できず、夏の大会を前に野手転向を申し入れた。しかし、マウンドへの思いは捨てきれず、上武大に進学後は投手に戻った。
 だが、すぐに右ひじを故障。3年まではリーグ戦登板はなく、今年1月には、右太もも裏肉離れでキャンプにも帯同できなかった。そして、新型コロナウイルス感染拡大で春のリーグ戦が中止。結果、筋トレに明け暮れる日々になり、188センチ、102キロの体を作り上げた。
 そんな状況下、8月に行われたロッテ2軍とのオープン戦に登板。2回無安打無失点、最速155キロをマークし、注目の存在になった。その後、巨人3軍との試合で2回1失点。今秋の関甲新リーグでも救援で6試合9回2失点16奪三振、先発1試合で6回1失点と結果を残していた。開花したばかりのその能力。今後の伸びしろが楽しみだ。

◆佐藤蓮(さとう・れん)1998年4月11日、静岡県三島市生まれ。長伏ヴィーナスで小4から野球を始め、三島シニアを経て飛龍に進学。上武大では故障に苦しみ、4年秋にリーグ戦初登板。188センチ、102キロ。右投右打。家族は両親と兄。

画像: 阪神から3位指名された佐藤蓮投手

阪神から3位指名された佐藤蓮投手