「あなたたちに責任はないの」…2度の決壊に住民の怒り爆発 静岡・磐田市

 台風2号などによる大雨で決壊した静岡県磐田市の敷地川。16日、復旧工事の説明会が開かれ、住民から県の対応に怒りの声が上がりました。

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 静岡県袋井土木事務所が主催した16日の説明会には、豊岡東地区の6つの自治会の代表者などおよそ20人が出席しました。

 2日の記録的な大雨によって磐田市内を流れる敷地川が決壊。周辺の27軒が浸水被害を受けました。

 説明会では、大型土のうに加えて、鉄の板を埋めるなどの応急復旧工事を6月末ごろに終え、本復旧工事は秋ごろに始めるスケジュールが示されました。

 去年の台風15号に続いて発生した2度目の決壊。住民からは県の対応に怒りの声が上がりました。

「あなたたちに責任はないと考えていいんですかね?」
「もう何言ってもやってくれないから」
「早くやってもらわないと工事を、本格工事を」

 早期の復旧を求める市民ですが、県は工事のスケジュールを早めることはできないという見解を示しました。

 県は19日に被災者を対象とした説明会を開くということです。