「8時だヨ!」と言えば… コロナ禍の「サラリーマン川柳」 優秀作品に静岡県民も共感

第一生命が発表している、毎年恒例の「サラリーマン川柳コンクール」。今年は6万を超える作品が寄せられ、優秀作100句の中から投票でベスト10が選ばれました。

上位入賞の作品は…

栄えある1位は…「8時だよ!! 昔は集合 今閉店」:山のパン屋(30代)

コロナ禍で、居酒屋で過ごす時間を制限された心情をかつての人気コントグループの番組にかけて表現しました。

2位は…「ウイルスも 上司の指示も 変異する」:K・U(60代)

上司に振り回される社員の悲哀を詠んでいます。

4位には、「巣ごもりで MからLに 服反応」:ダイエット(60代)

8位には、「恋心 マスク外せば 花と散る」:ちゃかしっこ(30代)

「デジタル化 しますと紙で 通知する」:IoT推進部(20代)

9位に入ったこちらの一句、共感できる人も少なくないのではないでしょうか。

静岡県民も共感できる一句とは

画像: 静岡県民も共感できる一句とは

北川彩アナウンサー:「今年も時流を捉えたユーモアのある作品が選ばれたサラリーマン川柳。静岡の街で話を聞いてみると、皆さんそれぞれに共感できる一句があるようです」

焼津市民(30代)「巣ごもりで MからLに 服反応」:「自分もずっと家にいたのでご飯食べる前にちょっとお腹空いただけでもいろいろ食べていました。やっぱ家にいるとおいしい食べ物の誘惑が多いのでサイズアップしてしまったのかなと思って面白いなと思いました」

藤枝市民(70代)「マスクとる 緊急事態 ノーメイク」:「マスクをしているとみんな若く見えるじゃないですか。目だけだと。その下が問題、年代的には。ほうれい線とかいろいろ。目から上の勝負だから。でもマスクをとるとメイクもあまりしていないので歳がしっかり分かってしまう」

静岡市民(20代)「恋心 マスク外せば 花と散る」 彼氏:「ちょっとかわいいなと思った人もマスクをとってみると、ん?と思うことがある。失礼ですけど。思ったことは何度かあります」

北川アナ「今の話を聞いて彼女さんはどう思った?」

彼女:「ひどいなと思いました」

彼氏:「本当に申し訳ございませんでした」

藤枝市民(30代)「マスク顔 確信持てず 見つめ合う」:「知り合いかなと思っても確信を持てなくて、どうしようかみたいなのが結構ある。ぱっと見分からない」

北川アナ:「その時はどうした?」

藤枝市民(30代):「基本スルーしてしまう、確信を持っていない時は」

沼津市民(20代)「デジタル化 しますと紙で 通知する」:「いろいろとデジタルでやってきますよという案内を紙で受けたりするので、それは確かによくあるなと周りからも話を聞くので。今がちょうど切り替えデジタルへ紙から切り替えていく。ちょうどその間というか中間地点だなと思っているので、その辺りで徐々に変わってきたらサラリーマン川柳も変わってくるのかなと思いました」

 今年も力作ぞろいとなった「サラリーマン川柳」。ただこの名称は今回で見納めです。これまでもサラリーマンに限らず誰でも応募することができましたが、主催する第一生命は次回以降「サラッと一句!わたしの川柳コンクール」に名称を変更すると発表しています。