３回目接種の大規模接種会場はガラガラ　県の担当者「症状を抑えるためにも接種を」　静岡・富士市

この日の予約はわずか３．２％　

接種受けた人　沼津市民　４０代：「仕事が子ども相手なので、どうしても打つ方が安心ですね」

　しかし、接種が始まる午前１０時を過ぎても会場はガラガラ。きょうの予約は２３人のみで、接種枠に対する予約率はわずか３．２％でした。

接種受けた人　富士市民　５０代：「ガラガラでちょっと心配。逆に心配かなと思う。もっと埋まっているのかなと思ったんですけど」

静岡県新型コロナ対策推進課　鈴木孝典専門主査：「毎日かなり予約の枠に余裕がある状況になっております。今後おおむね２週間程度予約の枠を開けているが、いずれの日付においても同様な状況です」

県「症状を抑えるためにも接種を」

　現在は富士市と静岡市、浜松市の３カ所に開設されている県の大規模接種会場。いずれの会場でも接種券は不要で、予約なしで接種が可能です。

　２回目の接種から６カ月以上が経過していれば、まだ接種券が届いていない若い世代でも打つことができますが、平日ということもあってか、利用は低調のようです。

県新型コロナ対策推進課　鈴木孝典専門主査：「やっぱりそんな重症化しないのではないかとか、やはり打ったあとの副反応がちょっと怖いということを考えて、接種を控える方がいらっしゃるのと、なかなか日程が合わないとか、これも一つの要因かと思います。もし仮にかかった場合に、高熱等の症状を抑えるという意味でも、ぜひワクチン接種を受けられる方はご検討いただければと思っております」

　県全体の３回目接種率はおととい時点で４５．７％、重症化リスクが高い６５歳以上の高齢者では８５．７％となりました。一方、２０代と３０代はいずれも２０％余りです。（１０日時点で２０代２２．１％、３０代２２．２％）

若い世代は…

須藤誠人アナウンサー：「若い世代の接種遅れが指摘される中、県内の若者たちは３回目接種についてどう考えているのでしょうか」

２回接種済み　富士市民　２０代
Ｑ．３回目接種の予定は？

Ａ．「打とうと思っているけど、まだ接種券の予約の段階に至っていない。（副反応など）体調に影響出ないか心配はあるけど、かかる方が心配なので打とうと思っています」

２回接種済み　静岡市民　２０代：「けさ３回目の手紙（接種券）が家に届いて、これから行こうかなという感じです。３回目を受けると、さらに免疫力というか、かかりにくい、軽くなると聞いているので、そのとおり信じてみようかなっていう感じ」

２回接種済み　静岡市民　１０代：「打とうとは思っています。海外ではワクチンを受けている人だけが入れる店とか出ていると思うんですよ。たぶん日本もいずれそうなるんじゃないかなと思っているので、自分は受けようと思っています」

２回接種済み　静岡市民　２０代：「２回接種していて、３回目の予定が決まっているところです。３回接種しても（コロナに）なっちゃっている方がいるので、いつまで続くんだろうというか、何回も打ったらならないというわけでもないと思うので、その不安は若干あります」

２回接種済み　静岡市民　２０代：「受けられるなら受けたいと思っている。母親がコロナになったことがあって、すごく大変だったので、リスクを避けられるのであれば、可能な限り避けていきたいというのがあるので」

Ｑ．若い世代のワクチン接種３回目が進んでいないことはどう思いますか？

Ａ．「ある程度はしょうがないことなのかなと思う。僕の周りでは割と受けたいって人が多いような気がする」

　県内では２回目までの接種が他県に比べ遅れたため、やはり、まだ２回目から６カ月経っていないという若者が多いようです。

２回目の接種ほど必要性感じないという若い世代も

　一方で、２回目ほどの必要性を感じないという声も…。

２回接種済み　焼津市民　１０代：「今はちょっと考え中だけど、正直なところ３回目はいいかなって感じですね。（接種しても）あまり変わらないと思う自分がいるので、３回目はもういいかなって。２回打っておけば、何とかなるんじゃないかなっていう感じで」

２回接種済み　１０代：「３回目は今のところ考えてないからって感じで、ワクチンを打って、優遇されるとかがあるじゃないですか。それがあっても生活がどうこう変わるわけじゃないから、今のところは打ってもあまり変わらないかなと正直思っているところはあります」

　すでに３回目の接種を終えた人たちにも話を聞くことができました。

３回接種済み　静岡市民　２０代
Ｑ．ワクチンは何回打った？

Ａ．「３回です。仕事の都合上、介護をやっているのでお客さんにうつしてはいけないじゃないですか。その辺は安心ですよね」

３回接種済み　静岡市民　２０代：「みんな打ったら結構ゴールデンウィークとか、外出とか、もうちょっと自由にできるんじゃないかなと思うので、特に若い世代はもうちょっと進んだらいいんじゃないかなと思います」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（4月14日放送）