亡くなった方の多くは２回目以降の大規模土石流で被害か　静岡・熱海市

静岡県熱海市で遺体で見つかった人の多くが、複数回あったとされる土石流のうち、あとになって起きた大規模な土石流によって被害にあったとみられることが分かりました。
中継です。

斉藤慎一朗記者
「土石流によってこれまで１１人が亡くなっていますが、捜索活動が進むにつれて遺体の状況などから、被害にあった当時の様子が徐々に明らかになってきました。
　土石流は複数回発生したとされていますが警察関係者への取材で、亡くなった方の多くが、あとになって起きた大規模な土石流によって被害にあったとみられることがわかりました。
　お年寄りなど避難が困難だった人のほかに、最初の小規模な土石流による被害状況を見ようと、被災現場に足を踏み入れた人が、その後連鎖的に起きた大規模な土石流の被害に巻き込まれたのではないかとみられています。
　きょうも捜索が進められますが、現場に重機が持ち込めず捜索は難航しています」