首都圏に近い静岡・三島市の観光地にはすでに… 21日の緊急事態宣言解除を前に
林輝彦アナウンサー(三島スカイウォーク 19日正午すぎ):「政府はきのう、1都3県に発令していた緊急事態宣言を、21日に解除することを決めました。首都圏に近い観光地である、ここ三島スカイウォークでは、すでに首都圏から多くの観光客が訪れています」
日本一長いつり橋
林輝彦アナ
全長400メートル、日本一長いつり橋の三島スカイウォーク。東名高速で都内からおよそ1時間半、アクセスの良さから関東方面の観光客が多く訪れる人気スポットです。宣言解除前にも関わらず、きょうも首都圏の人たちが―
神奈川県からの観光客:「すごく景色がよさそうなのでいいかなと。宣言自体あまりきつく縛っているわけではないので、みんな一人一人注意しながらいけたらなと」
東京都からの観光客:「密じゃなさそうなのと、自然が感じられるところかと思ったので来た。まだ気を付けて行動しないと、すぐまた(感染が)広まってしまうと思うので、引き続き気を付けたい」
施設も人出の増加を実感しているといいます。
三島スカイウォーク 広報 武田沙也佳さん:「(きょうは)暖かいのでお客様は少し前に比べたら多くなってきている。2月28日で一部先に先行して緊急事態宣言が明けたので、その辺りから少しずつ増えてきている」
例年、1月と2月は首都圏からの客が5割を占めるという、三島スカイウォーク。最近は、宣言が解除された地域からの観光客が戻り始めているといい、1都3県への宣言が解除されれば、さらに客足が伸びるのではと、期待しています。
しかし、期待の一方で不安も…。
三島スカイウォーク 広報 武田沙也佳さん:「お客様も多く移動されるということで、また第4波がくるのではないかとか、さらなる感染拡大があるんじゃないかという話もあって。その辺りは少し心配なところではあるが、屋外施設なので、お客様にはソーシャルディスタンスを保ってもらって、遊んでいただければと思う」
三嶋大社
林アナ:(三嶋大社 午前11時ごろ):「三島市の観光地である三嶋大社には、多くの参拝客の姿が目立ちます。中には首都圏からの参拝客もいらっしゃいます」
JR三島駅から歩いて15分ほどにある三嶋大社。アクセス良好な、県内有数のパワースポットとして知られています。
参拝客「思ったより人がいた」
多くの参拝客が
東京からの参拝者 60代:「静岡は近いということもあるのと、ここ(三嶋大社)は知らなかったので、一回来てみたいと思って。じゃあ静岡に行ってみようかなということできた。思っていたより人が多い。ガラガラだと思ったけど…」
千葉県からの参拝者 50代:「思ったより人がいた。駐車場も県外ナンバーがいっぱいあって。(緊急事態宣言で)制限された分だけ、羽目を外したいと思うのはどこに住んでいても同じだと思うので、そう思うのはしょうがない。だから行動に移したときに、(個人が)気を付けるか気を付けないかという差。特に変異種が増えているようなので…」
参道の桜が咲き始めたこともあり、境内には多くの参拝客の姿が。今週末の宣言解除を前に、少しずつ観光客が戻りつつあるようです。
三島市名物の「うなぎ」
三島市で県外からの観光客に人気のグルメが「うなぎ」。創業72年のこちらのうなぎ店でも、客足の回復を実感していました。
和食蒲焼 高田屋 高田佳彦料理長:「ここ1週間くらいは少しずつ(客が)増えているんですけども。東京・神奈川のお客さん多いですね」
2割にまで落ち込んだが、例年の7割にまで回復
1-2月は例年の2割ほど
緊急事態宣言が発令された直後の1月から2月にかけては、客足が例年の2割ほどまで落ち込みましたが、最近は7割程度まで回復。直近の週末では客の6割近くが首都圏からの客だといい、感染対策をしたうえで、宣言が解除される21日以降に期待したいと話します。
和食蒲焼 高田屋 高田佳彦料理長:「昼間は増えてきているが、夜はまだまだ人出が少ない。これから首都圏の客も、もっと今まで以上に増えると思うので、期待はしている。感染症が広がるというのはまだまだ怖いので、そこは十分に気を付けて、客が安心して食事ができるようにしていきたい」