観光地の静岡県熱海市「まん延防止措置」対象でも人出は前週の19.7%増

須藤誠人アナウンサー:「きのうからまん延防止措置が適用されていますが、改札口には多くの人の姿があります。キャリーケースなど大きなバッグを持った観光客の姿が目立ちます」

画像: 観光地の静岡県熱海市「まん延防止措置」対象でも人出は前週の19.7%増

 まん延防止措置の対象エリアに指定された観光地にも大きな影響が出ているかと思いきや、3連休最終日のきょう9日の熱海市は、大勢の観光客でにぎわっていました。民間の調査会社によると、まん延防止措置初日、8日の日曜日、JR熱海駅周辺の人出は、前の週の日曜日よりも、19.7%も増えていました。

観光客は

画像: 観光客は

須藤アナ
Q.熱海市もまん延防止措置の対象となっていると知っていた?

埼玉から 20代女性 
「知らなかったです。ちょっと来ない方が良かったかなと思っちゃいましたけども、ここまで来たので、せっかくなので、楽しんで帰ろうかなと思います」

神奈川から 60代男性
「(発令の)前に予約してたからね。キャンセルするのも何だと思って来てしまった」

神奈川から 30代男性
「住んでいる地域がずっとそんな状態ではあるので。特に飲み歩いたりはしないのでそこは変わらないかなという感じ」

「人出少ないと予想していたのに…逆にびっくり」

 熱海駅前の商店街のフルーツサンド店代表の女性も、意外な人出に驚いたといいます。

フルーツサンド店代表の女性  
「きのうおとといぐらいから人出がすごく増え始めて、若い方が多い印象がありますね。まん延防止措置があったので、人出は少ないのかなって予想はしていたので、ちょっと逆にびっくり」

 店のメニューにあったアルコール類は、まん延防止措置を受け、提供を取りやめました。

フルーツサンド店代表の女性  
「普段はお酒を置いていて、いまの時期は一番出るのでちょっと痛いんですけど、ソフトドリンクでも皆さん納得して買ってもらっているので、その辺は助かっています」

 首都圏から近く、日帰りでも足を運べる熱海。ただ、まん延防止措置の影響は、宿泊となると状況は異なるようです。

ホテルは「新しい予約は入ってこない」

ホテル代表  
「新しい予約は入ってこない。そんな状況です。5月6月ぐらいにだいぶ夏の予約は好調で喜んでいたんですけど、例の土石流があってコロナがこういう状況でかなりダブルパンチでかなり厳しい夏の営業になっています」

                     (8月9日放送)