【新型コロナ】インド由来新たに1人、浜松市などで新たなクラスターも 静岡県内48人感染

 静岡県は25日、新型コロナウイルスの県内の感染状況が落ち着いてきているとして、国の指標で上から2番目の「ステージ3」から「2」へ引き下げると発表しました。

画像: 【新型コロナ】インド由来新たに1人、浜松市などで新たなクラスターも 静岡県内48人感染 youtu.be

【新型コロナ】インド由来新たに1人、浜松市などで新たなクラスターも 静岡県内48人感染

youtu.be

 県内では新たに浜松市で20人、静岡市で6人など合わせて48人の新型コロナウイルス感染が確認されました。

 また、東部保健所管内で、高齢でない成人1人がインド由来の変異ウイルスに感染していることがわかりました。

浜松市などで新たなクラスター

 感染者が最も多かった浜松市では、障害者施設「えくらん」で新たなクラスターが確認されました。25日までに利用者7人、従業員3人のほか、家族4人の感染が判明しています。利用者は全員検査をしていて、33人が結果待ちです。この施設では、検温やアルコール消毒など
基本的な感染症対策は行っていましたが、利用者の中にはマスクの着用が難しい人が半数程度いたということです。

 また、富士宮市の研修施設でも25日までに8人の感染が確認され、県はクラスターに認定しました。

1カ月半ぶりに感染状況をステージ2に引き下げ 

さらに県は感染状況のステージを国の指標で2番目に重い「3」から「2」へ引き下げると発表しました。県独自の警戒レベルも、上から2番目の「特別警戒」から1つ下げ、「県内警戒・県外警戒」に変更しました。ステージ「2」となるのは、5月14日以来、およそ1カ月半ぶりです。理由として県は、県全体の病床使用率が今週に入り、20%以下になったことや、24日までの直近1週間あたりの人口10万人あたりの新規感染者数が4人台まで落ち着いたことなどをあげています。

 ただ、前の週と比べて新規感染者数は増えているとして、引き続き警戒を呼びかけています。

静岡県健康福祉部 後藤幹生参事:「県全体の病床ひっ迫率は県西部では20%超えている。これから感染対策を引き締める一つの契機にしたい」

 また先月から中止している地域観光支援事業については、1週間程度感染状況を見極めた上で判断するとしています。GoToイートキャンペーンについても、テイクアウト以外は引き続き利用自粛を求めています。