静岡・熱海港に土石流の土砂搬入開始 緑地化に伴う埋め立て工事に活用 基準を超えるフッ素検出も問題なしの判断
去年の土石流災害で発生した土砂を熱海港の護岸工事に活用するための搬入作業が始まりました。
静岡県熱海市で去年7月に起きた土石流では、およそ5万1000立方メートルの土砂が発生し、現在、市内の3ヶ所に仮置きされています。県は、このうち7600立方メートルの土砂を熱海港の緑地化に伴う埋め立て工事に活用するため11日午前、搬入作業を始めました。
残りの土砂は今後、熱海市下多賀に運び、護岸工事のために活用する方針です。土砂からは基準を超えるフッ素が検出されていますが、県は海の埋め立てへの使用は問題はないとしています。