30代以下の変異株感染者が7割超 静岡市長が学生に感染防止対策呼びかけ
北川彩アナウンサー
「常葉大学に来ています。田辺市長が学生たちに新型コロナウイルスの感染防止対策を呼び掛けるチラシを配っています」
田辺市長:「感染対策お願いします。いってらっしゃい。授業もがんばって」
田辺市長が自ら大学生に呼び掛けたのには理由があります。静岡市でも猛威を振るう変異ウイルス。実は、市内の変異株感染者の半数を超える63%が20代以下なのです。30代も加えると77%と、8割近くを若い世代が占めています。
田辺市長や職員は、大学生にティッシュと消毒液、そしてチラシを配りました。チラシには、「学生のみなさんへ。今がまさしく正念場です」という田辺市長自筆のメッセージが書かれています。
田辺市長: 「家族のために、知人のために、自分自身を守るために、若い方々がいま正念場で、やはり一人一人の学生がもうしばらくみんなのことを思って節度ある行動をとってくださることを期待している」
田辺市長の呼びかけに、学生は...
常葉大学 1年生: 「若者が感染を広げてるということも言われているし、自分たちの意識が変わる良いきっかけになるのでは」
Q.なぜ若い世代に感染が広がっていると思う?
「やっぱりまだコロナにウイルスに対する意識の低さというか、まだ危機感が自分たちが感染していないからというのもあると思うが、まだ低いと思う」
Q同世代の感染が増えていることについて
常葉大学 1年生: 「怖いですよね。ちょっと不安にはなる。「話さず静かに食べる」というのは、できてはいないと思うので気を付けたい」
一般高齢者のワクチン接種開始
一方、静岡市できのうから始まった一般高齢者のワクチン接種。7月中の接種終了を目指していますが、課題となっているのは、ワクチンの打ち手不足です。
田辺市長:「今注射を打ってくださる方を幅広く募集をしている。ぜひ注射を自分は打てるという方々には手を挙げていただいて、貢献していただければうれしい。つまり、打ち手の確保に四苦八苦している」